星座占いはなぜ当たるのか
毎朝テレビで「○○座は１位！ラッキーアイテムは××です！」などとランキングされたり、雑誌を開けば巻末近くにある「今月の運勢」とほぼ毎日目にする占いですが、ぶっちゃけ、これって当たっているの？って疑問に思いませんか？
なぜなら１２星座占いなら確率は１／１２にすぎないのです。生まれた日付を１２等分しただけなんだからそこそこ当たるだろうし当たらないことだって多いのでは…と多分思われることでしょう。
しかしながら毎朝のテレビの占いをとっても「あれは当たる！」と信じている人とそうでない人に分かれます。強烈に当たるという人とそうでない人の差はなんだと思いますか？占い好きだから？思い込みが激しいから？
半分は正解かもしれませんが、違います。
まずはっきりと申し上げたいのが１２星座占いと西洋占星術は別物だ、ということです。西洋占星術は生まれた日・時間・場所に基づいてホロスコープ（惑星と星座の配置図）を作成し占います。ホロスコープは今はＰＣで簡単に作成できるようになりましたが、それ以前は惑星の運行表で探して作成しており、とっても手間のかかるもので素人が簡単に作成できるものではありませんでした。
そこでもっと簡単にわかりやすくするために１２星座占いが誕生しました。この方法ですと、誕生日だけで太陽の位置を判別できるため難しい計算がいらなくなりました。しかし西洋占星術は１０の惑星（準惑星）を基準に占います。つまり太陽以外の惑星の影響をばっさりカットしたのです。つまり１２星座占いは単純で明確になったものの太陽だけの占いになるため西洋占星術に比べると精度が劣ることになります。
それでは今度はなぜ当たる人がいるのでしょうか。
それはホロスコープの水星と金星の位置、月の星座と関係があると思われます。ホロスコープでは太陽に次いで重要視される月ですが、移動スピードが速く誕生時間の分かっている場合でないと計算できません。月が太陽と同じ星座、あるいは同じエレメントにある場合は１２星座占いでも当たりやすいといえるでしょう。また水星と金星は、太陽から一定以上離れることがないため同じ星座で位置が近い場合も多く、この場合も当たりやすいといえるでしょう。
つまり１２星座占いが当たりやすい条件として、西洋占星術でも水星・金星が同じ星座であり、月が同じエレメントにあることがあげられます。あなたは当たっていますか？一度ホロスコープを作成してチェックしてみると面白いかもしれまん。
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